明日は、十五夜。
秋の七草の一つ、藤袴に関する伝説です。

【藤袴 ふじばかま】
昔、秋雨の降る夕暮れに、とても美しい姫が
泣きながら野原にたたずんでいました。
この世のものとは思えない、美しい姫の姿に村人達は
話しかけることができませんでした。
雨の一夜が明けると、姫の姿はどこにもなく、
姫が立っていた場所に、昨日まで咲いていなかった、
名も知れぬ可憐な薄紫色の花が咲いていました。
村人達は、あの姫はきっとこの花の精に違いないと思い、
姫がはいていた藤色の袴にちなんで、
その花を藤袴と名付けました。
この伝説を、モチーフに紀貫之が詠んだ唄
「宿りせしひとの形見か藤袴 忘られがたき香に匂ひつつ」
藤袴: キク科 多年草
乾燥した葉は、サクラの葉のような香りを放ちます。
古く、中国ではにおい袋にして、身に着けたそうです。
花言葉:優しい思い出 ためらい

